恋愛はときに切ないもの。どんなに恋しても、相手が同じように恋してくれるとは限らない。いまどきの男女の「失恋」経験ってどんな感じなのだろう。結婚相談所のサンマリエが運営する婚活応援サイト「恋のビタミン」の調査によると、10人中9人に失恋経験があるというが……。

同調査は昨年6月5日~18日、ワンクリックアンケート方式で実施。男女合わせて439人から回答があった。

まずは失恋経験だが、全体の9割が「失恋経験あり」と回答。その回数を見ていこう。まず男性。もっとも多かったのは「1回~5回未満」の57%だったが、「5回以上~10回未満」と「10回以上」も19%と多かった。約2割の男性が10回以上も失恋に心を痛めたことがあるということになる。

一方女性では「1回~5回未満」が70%を占めた。「5回以上~10回未満」は15%、「10回以上」はわずか3%と少ない。逆に「失恋経験なし」という女性は12%で、男性の5%を上回っている。男性の方が「当たって砕けろ」的な行動に出やすく、その分傷も多いということなのだろうか。このデータを見る限り、「世の中草食系男子ばかりで…」というわけでもなさそうだ。

ではどんな理由でフラれたのか。同調査のレポートでは失恋パターンを次の4つに分けて分析している。

  1. そもそも「恋愛対象じゃない」
  2. 「浮気&他に好きな人がいる」
  3. 「外的要因からのスレ違い」
  4. 「性格、気持ちのズレ」

まずパターン1だが、これは片思いが実らないケース。告白したときに"玉砕"することが多いようだ。「恋愛対象ではないといわれる」(31歳男性)、「単純に相手にされなかった」(26歳女性)といった回答が多かった。

もっとも多かったというのがパターン2だ。付き合っていても結婚しているわけではない。どちらかが「他に好きな人ができた」ということになれば、その関係は意外なほど簡単に壊れてしまう。「相手に好きな人ができた」(31歳男性)、「知らない女に邪魔された」(21歳女性)、「彼が他の子に告白された瞬間、その子が気になり始めた」(27歳女性)といった具合だ。なかには「ある映画を二人で観ていたら、元カノを思い出し、忘れられないと言われた」(33歳女性)と、なんともやりきれない失恋をした女性も。

パターン3の外的要因については「遠距離恋愛で向こうから別れを告げられた」(51歳男性)、「国際恋愛で遠距離が長く、一緒に生活をスタートするタイミングもなく、『疲れた』と言われました」(23歳)など「遠距離が壁に」というケースが多かったが、なかには「金がなくて」(24歳男性)、「女の私のほうが背が高かった」(24歳女性)という回答もあった。

パターン4には、相手に愛想を尽かされるケースが多いようだ。「自分が女友達にも優しくするので、特別な女性だと感じられないらしい…。自分としては全く別なのに」(22歳男性)、「たぶん私が甘えてばかりだったせい」(28歳女性)、「毒舌。一緒にいて安らがないと毒舌の彼に言われた。お互いさまでした」(29歳女性)、「私の好きが強くなりすぎて」(35歳女性)などさまざまなエピソードが寄せられた。