女優の藤原紀香が28日、東京・六本木ヒルズで開催中の第23回東京国際映画祭の特別招待作品『シュレック フォーエバー』(12月18日公開)上映の舞台あいさつに、山寺宏一、劇団ひとりと共に登壇した。

『シュレック フォーエバー』の舞台あいさつに登壇した藤原紀香 拡大画像を見る

同作は、ドリームワークスが手掛ける人気アニメシリーズ4作目にして最終章で、シリーズ初の3D公開となる。最愛の家族に囲まれ幸せ絶頂のシュレックの前に最強の敵が登場。フィオナとの愛も、ドンキーとの友情も存在しないパラレルワールドに投げ込まれ、シュレック消滅の危機が訪れる。

2001年の第1作から10年間、ヒロイン・フィオナの日本語吹き替えを担当してきた藤原は、「フィオナは分身のような存在なので、最後と聞いて寂しかった。世界中で愛されている映画なので、きっと『リターンズ』があるんじゃないかな」と、感慨深い様子で続編への期待を語った。この日の舞台あいさつには、オーロラをイメージしたというスパンコールが輝くミニドレスで登場。「強く、優しく、慈悲深いフィオナのように、いろんな色に変われる女性を意識しました」と説明し、「カンヌ映画祭で、キャメロン・ディアスや各国のフィオナ役の声優とレッドカーペットを一緒に歩けたのが一番の思い出です」と笑顔で振り返った。

また、藤原と同じく第1作からシュレックの友・ドンキーの声を演じた山寺は、ドリームワークスCEOのジェフリー・カッツェンバーグから「世界一のドンキー」と評価されたことに恐縮するも、オリジナルの声を務めるエディ・マーフィに触れ「声優になったときから彼の声をやることが夢だったので嬉しい。姿かたちは負けているけれど、声だけは彼に追いつきたかった」と思いを吐露した。

左から、劇団ひとり、藤原、山寺宏一

一方、シュレックの敵役でシリーズ初参加となったのは劇団ひとり。「こんな豪華な声優陣と一緒にやっていいの? って思ったけど、それなりにギャラもいただけるので引き受けました(笑)。撮り直しばかりで本当に辛かったので、できた時は嬉しかったです」と喜びを語り、「あまり知られてないですが、実は嫁が以前に出てるんです(笑)。夫婦で同じシリーズに出られたのはすごく良い思い出ですね」とのろけながらも、妻・大沢あかねが白雪姫役で参加した『シュレック 3』(2007年)についてもしっかりとアピールした。

映画『シュレック フォーエバー』は12月18日より、3D、2D共に全国同時公開。