リサーチ・イン・モーション・リミテッド(以下RIM)は28日、BlackBerry Enterprise Server(BES)のライセンスサポートの流通・販売に関する契約をティーガイアと締結したと発表した。

今回のRIMとティーガイアの契約は、多くのシステム・インテグレーターやソリューション提供者がBlackBerry Enterprise Solutionを提供できるようにBESの卸売販売を開始するというもの。

ティーガイアが取り扱うサービスは、BlackBerry Enterprise Serverを動作させるために必要となるソフトウェア・ライセンス、BlackBerry Enterprise Serverクライアント・アクセス・ライセンス(CAL)、BlackBerry Enterprise Solutionに関するテクニカル・サポート・サービス。BlackBerry Technical Support Servicesに関しては近日中に販売開始を予定している。

加えて、ティーガイアは国内SI(システムインテグレーション)・NI(ネットワークインテグレーション)ベンダー各社とパートナー契約を締結し、販売体制を新たに構築する方針。これにより各社はサーバ構築作業だけでなく、RIMのソフトウエア・ライセンスとサポートサービスを再販できるようになり、各社が持つソリューションと合わせてBlackBerryスマートフォンを活用したトータルソリューションの提供が実現可能になる。

なお今回の契約によりティーガイアは、NTTドコモの販売代理店として行うBlackBerryスマートフォンの販売に加え、サーバーソリューションの提供を同時に行うことができるようになった。一元的にBlackBerry Enterprise Solutionを提供できる土壌がそろったと言える。