ニコニコ動画が東京・原宿に拠点スペースを構えることが明らかになった。ニワンゴは、ニコニコ文化の発信地としてスタジオやショップが入る『ニコニコ本社』を2010年12月にオープンする。この新展開にともない、10月29日よりサービスは『ニコニコ動画(原宿)』にバージョンアップされる。
さまざまな才能を発掘する場としても機能してきたニコニコ動画。独自の文化圏を築きあげ、ニコ動出身アーティストによるイベントや番組放送なども成功を収めている。ニコニコ本社は、そんなニコニコ文化を支えるアーティストたちを支援することを目的に設立された。スタジオ機能やカフェ、ショップを設け、アーティストもユーザーも楽しめるエンターテイメント空間を目指す。
ニコニコ本社のフロア構想は次のとおり。3F「サテライトスタジオ」にはスタジオが用意され、番組放送の様子をフリースペースで閲覧することができる。スタジオは公式番組での利用が基本だが、未使用時はニコニコ生放送主も利用可能にする予定。2F「ティールーム」は、ニコニコ動画・生放送を閲覧できるカフェとなっており、プレミアム会員限定メニューなども予定されている。ニコニコ生放送主向けの放送スペースを設置。1F「ストア」はショッピングゾーンとして、ニコニコアーティスト関連グッズやお菓子メーカーとのコラボ土産、プレミアム会員限定商品などを取りそろえる予定。ビル外壁スクリーンでは生放送スタジオの様子を配信する。
ニコニコ動画は原宿バージョンに
新拠点の設置に先駆け、「ニコニコ動画(9)」は10月29日より「ニコニコ動画(原宿)」にバージョンアップされる。各種サービスを一覧できる総合TOPが新設されるほか、動画TOPのリニューアル、ランキングをまとめた総合ランキングの設置などの変更が加えられている。(詳細は別記事でレポートします)