ひまわり証券はこのほど、同社が販売しているシステムトレード用売買システムについて、週間運用成績(2010年10月18日~10月23日)のランキングを発表した。

同社では、システムトレード用売買システムとして、25本の先物対応システムと10本のFX対応システムを販売している。先物・FX双方のシステムについて、それぞれ「週間ランキング」「月間ランキング」「年間ランキング」を公開している。

10月第4週(10月18日~10月23日)のNYダウ平均株価は、中国人民銀行が19日に発表した金融引き締め策によって、中国経済の成長鈍化による世界経済への影響などが懸念され、下げる場面も見られた。しかし、翌日には世界景気の先行き不透明感が払拭されたとの思惑から、株価は上昇に転じている。外国為替市場では、20カ国・地域(G20)財務省・中央銀行総裁会議の共同声明で「通貨安競争」の回避を採択して閉幕したが、具体策までに至らなかったとしてドル安の進行が再び強まった。

そうした中で発表された週間運用ランキングでは、先物部門において、TOPIX先物を取引対象とする逆張り型売買システム『マエストロ』が、6.5万円の利益をあげてランキング1位を獲得。同システムは、システムトレード参加者が増えることによって生じるマーケットインパクトを考慮したうえで、成績が向上する仕掛けと決済のタイミングを見計らって売買を行っており、10月成績では23日までで35.5万の利益を上積みしている。

FX部門では、トレンドの転換点を予測して価格が大きく動きだす前に先手を打つCIT開発の『CaesarFX GBP/USD』が、288.2ptの利益を獲得して1位となった。同システムは、ロジックに組み込まれた指数が数個程度というシンプルな作りとなっているが、利益の最大化を目指しつつ、スプレッドやスリッページによる影響が少ないスイングトレード型トレードシステムとなっている。

運用成績 先物週間ランキング(2010年10月18日~10月23日)

順位 システム名 損益(万円) トレード回数 勝率(%)
第1位 マエストロ 2 1 6.5 3 66.67
第2位 Bアップ50 3 2 6.0 5 60.00
第3位 DiscretionSystem 1 0 5.0 2 50.00

運用成績 FX週間ランキング(2010年10月18日~10月23日)

順位 システム名 損益(pt) トレード回数 勝率(%)
第1位 CaesarFX GBP/USD 1 0 288.2 1 100.0
第2位 CaesarFX EUR/USD 1 0 151.1 1 100.0
第3位 Lクラス リゲル 2 2 88.1 4 50.00

(※勝率および取引回数には、引き分けも考慮されている)

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