映画『ソーシャル・ネットワーク』に出演するジェシー・アイゼンバーグと脚本のアーロン・ソーキンが来日し、25日、都内で会見した。
来日したジェシー・アイゼンバーグ(右)とアーロン・ソーキン 拡大画像を見る |
同作は、世界最大のソーシャル・ネットワーキングサイト(SNS)「Facebook(フェイスブック)」創設者マーク・ザッカーバーグ氏の半生を映画化した作品。開設からわずか6年で5億人の会員を集めて社会現象を巻き起こし、成功をつかむザッカーバーグだったが、複雑な人間関係と権利トラブルに巻き込まれていく。
ザッカーバーグ氏を演じたジェシー・アイゼンバーグは「マークは既にメディアの注目を集めている存在だったから、僕がこの役をやると決まった時、彼の名前だけは知っていました。しかし、彼自身がどういう人だとか、どういう顔なのかは知りませんでしたし、現場では『本人の真似をするな、これはフェイスブック自身がテーマでもなく、ましてやマークの映画でない。これは、今、生きている同時代の人々の物語だから』と言われました。だから、彼らのことは意識せず、映画に臨みました」と撮影を振り返った。
「facebook」とザッカーバーグ氏は、同作を公認していないというが、アーロン・ソーキンは「マークは、映画館を借り切り、会社のスタッフ全員に観せて、その後、みんなと飲みにいったそうです。19歳のことを書かれていたので、彼自身、複雑な思いもあったかもしれないけど、私たちにユーモアをもって接してくれました」とエピソードを披露した。
また、2人は「facebook」を使用しているかと思いきや、アーロン・ソーキンは「フェイスブックは使用していません。脚本を書くのにあたり、リサーチ中は使っていましたが、今はやめています」、アイゼンバーグも「僕個人としては、フェイスブックに入っていません。既に俳優として、インターネットには僕の情報が載っているので、今更、自分の情報をのせなくていいと思っています」と使用していないことを明かした。
映画『ソーシャル・ネットワーク』は2011年1月15日より全国公開。