ファーストリテイリングのグループ会社のユニクロと、東レ、JR東日本リテールネットによる「ヒートテック」共同記者会見が22日、東京・品川で行われた。この中で、JR品川駅・新宿駅の駅構内に、ヒートテック専用ショップ『UNIQLO POP UP STORE』を期間限定でオープンすることが発表された。

「ヒートテック」共同記者会見に臨んだ(写真左から)東レ常任理事地球環境戦略室室長・岡研一郎氏、東レ代表取締役副社長・杉本征宏氏、ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長・柳井正氏、JR東日本リテールネット代表取締役社長・夏目誠氏、ファーストリテイリング上席執行役員・大笘直樹氏

「ヒートテックが日本の冬の生活を変えたという自負がある」と柳井氏。今シーズンは販売数7,000万枚を予定しているとのこと

JR東日本リテールネットと業務提携し、渋谷駅や池袋駅などの"エキナカ"にも出店してきたユニクロ。今年は新たに、ヒートテックのみを扱うショップを展開することになった。

ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏は、「新宿駅・品川駅という日本有数の駅で、このような店舗を持つことは新しいマーケティングの試みになるのではないか。『あらゆる人に本当に良い服を着てもらいたい』というのが我々の総意で、そのためにも今回の『UNIQLO POP UP STORE』が成功するようにお願いしたい」と述べた。

JR東日本リテールネット代表取締役社長の夏目誠氏は、新店舗について、「両駅とも利用者が非常に多く、情報発信において魅力的な場所。品川駅では中央改札内京急乗換口の前で、新宿駅では南口改札内コンコースにて、利用者の流動を大きく阻害しないようにスペースを確保して店舗展開する」と説明。エキナカ店舗ならではの試みとして、「忙しい利用者のニーズに応えるべく、Suicaとクレジットカードの両方で決済できるようになった」ことを明らかにした。

JR品川駅の京急乗換口前にオープンする「UNIQLO POP UP STORE 品川」。早くも多くの乗降客が足を止め、ヒートテックを手に取っていた

新店舗「UNIQLO POP UP STORE」では、メンズ3種、ウィメンズ2種の全5アイテムに絞り込んでヒートテックを販売する。12月10日までの期間限定の営業となっており、営業時間は10:30~22:00。新宿駅のストアは年中無休、品川駅のストアは毎週水曜日が定休日となる。

記者会見の会場では、ヒートテックを使ってのコーディネート例も展示された

ヒートテックを使った新たなライフスタイルを提案するコーナーも

ヒートテックが持つ機能を紹介するコーナーも設けられた

また、ファーストリテイリング上席執行役員でユニクロ取締役の大笘直樹氏は、「毎年寄せられるさまざまな声の中から、顧客満足度を満たすものを抽出し、工夫を重ねることでヒートテックは進化してきた。今季も全125アイテムを用意し、これから本格的に販売していく」と述べた。メンズでは現在発売中のVネックTシャツとボーダークルーネックTシャツ、ソックスに加え、11月上旬にタートルネックTシャツ、11月下旬にはワッフルボーダータイツの発売を予定している。