KDDIが10月18日に発表した、サムスン電子製のタブレット型インターネット端末「SMT-i9100」。同端末の仕様や操作感を写真と動画で紹介しよう。
インターネット利用に特化した7インチタブレット
iPadの発売以降、タブレット型デバイスに注目が集まっている。10月4日にNTTドコモが同社スマートフォンの新ラインナップとして、サムスン電子製のタブレット端末「GALAXY Tab」を投入。そして今回、KDDIもauブランド初のAndroid搭載タブレットとなる「SMT-i9100」を発表、2011年2月以降に発売する。
SMT-i9100は、GALAXY Tabと同じくサムスン電子製の端末。本体やディスプレイのサイズ、内蔵アプリ、UI(ユーザーインタフェース)など似ている部分も多いのだが、SMT-i9100では、3G通信が利用できない。SMT-i9100の通信は、IEEE802.11b/g/n準拠のWi-Fiのみとなっている。無線LAN環境または、今回KDDIから発表された「Wi-Fi WALKER DATA05」といったモバイルWi-Fiルータを介して利用するかたちとなる。
通話機能も非搭載となっており、"電話ができない端末"なので、KDDIではスマートフォンではなく「タブレット型インターネット端末」という位置づけで、インターネット利用に特化させた端末として提供する。
「Ocean Observation UI」を実装しており、ホーム画面やアプリ一覧画面はIS01(シャープ製)と非常に似ている。ただし、前述のように通話機能を持たせていないため「電話」アプリは搭載されていない。このほか、「安心ナビ」「パソコンで位置検索」「auお客様サポート」へのダイレクトアクセスが可能なショートカットアイコンも用意されている。なお、アプリ一覧以降の階層はGALAXY Tabに似たユーザーインタフェースとなっている。
本体サイズはW199×H129.5×D13.9mm、重量は450g。搭載しているOSはAndroid 2.2。内蔵メモリは4GB、外部メモリは32GBまでのmicroSDHCカードをサポートする。このほか、micro USB 2.0、Bluetooth(2.1+EDR)に対応。連続使用時間は約2時間、連続待受時間は約12時間、充電時間は約6時間(いずれも暫定値)となっている。SMT-i9100本体以外に充電機能を備えた専用のクレードルが同梱される予定。
画面上部のステータスバーは、通常のAndroid端末とは異なり、2分割されている。無線LANや3Gのアイコンなどからは、直接設定画面にもアクセスできて便利。カード型のプログラムメニューは、自由にページを増やせて整理しやすい |
なお、SMT-i9100は10月19日より、原宿の「KDDIデザイニングスタジオ」で一般展示されている。
(2106bpm/K-MAX)