AIGエジソン生命保険「家族力研究所」は20日、「家族意識と県民性」の意識調査の結果を発表した。これによると、「配偶者の判断や決定事項には、比較的従う方が多い」と回答した男性の割合は、宮城県がトップ。また、「夫はどの程度、家事・育児を手伝いますか」に「ほぼ毎日」と回答した男性の割合は、沖縄県がトップだった。
同調査は、47都道府県別、既婚男女合計4,700人(各都道府県20~49歳の男性有職者50名、女性有職者25名、専業主婦25名)を対象に実施。県民性研究の第一人者で、各都道府県・地域に合ったマーケティング戦略のコンサルティングを手掛ける、ナンバーワン戦略研究所所長の矢野新一氏が「家族力研究所」ファミ活調査部研究員として監修・設計協力した。
これによると、「配偶者の判断や決定事項には、比較的従う方が多い」と回答した男性の割合では、宮城県が94%でトップ。2位は愛知県(90%)、同率2位で岡山県(90%)となった。同調査では、宮城県の男性について、「結婚すると、やや亭主関白型の夫になり、頑固なところもあるが、家のことには口出ししないタイプ」と分析している。
「妻に従う」夫の割合が最も低かったのは、鳥取県で58%。調査では、「鳥取市などの因幡の男性は、勤勉だが保守的。米子など伯耆の男性は、ちょっとわがままなところが」としている。
一方、「夫はどの程度、家事・育児を手伝いますか?」との質問に、「ほぼ毎日」と回答した割合が最も高かったのは、沖縄県で47%。2位は島根県(40%)、3位は滋賀県(37%)だった。調査では、沖縄の男性について、「妻子に優しいが自分本位の一面もある」などとしている。
これに対し、割合が最も低かったのは、北海道で13%。調査では、「札幌圏内の男性は、子供が生まれるとマイホームパパになるものの、自分の趣味中心になりやすい。港町の夫は気分屋、内陸部の男性は、やや亭主関白型」と分析している。