アイシェアは19日、20代~40代のネットユーザーを対象に実施した地上デジタル放送(以下、地デジ)対応商品の購入に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は9月28日~10月1日、有効回答数は430名の男女で、以下の設問にはテレビ所有者である381名が回答した。
まず、アナログ放送終了に備えて購入した地デジ対応商品(UHFアンテナを除く)を聞いたところ、「地デジ対応テレビ」が48.8%で2位以下を大きく引き離して第1位を獲得。次いで2位は「地デジ対応テレビと地デジチューナー」(8.7%)、3位は「地デジチューナー」(8.4%)、4位は「ケーブルテレビ専用STB」(5.5%)だった。これらを合計すると、地デジ対応商品購入者は過半数を超える71.4%になっている。
一方、「何も購入していない」人は28.6%で、そのうち男性は23.3%、女性は34.6%となり、女性の未購入者の方が多いと判明。また、年代別では20代が27.5%、30代が22.5%であったのに対して、40代は3割を超える34.0%であることが分かった。
地デジ対応商品未購入者の109名に、アナログ放送終了までに購入予定の地デジ対応商品を質問すると、32.1%が「現在購入商品を検討中」と答えた。具体的な商品で最も多かったのは「地デジ対応テレビ」で28.4%。以下、「地デジチューナー」(5.5%)、「地デジ対応テレビと地デジチューナー」(3.7%)と続いた。それに対して、「何を購入していいかわからない」人は7.7%、「地デジ対応予定はない」人が22.9%にも上り、未だ戸惑う消費者が少なくないことが明らかになっている。中でも20代では「何を購入していいかわからない」人が17.9%、「地デジ対応予定はない」人が35.7%と高い数字となった。
「何を購入していいかわからない」「地デジ対応予定はない」を除く地デジ対応商品購入予定者に購入予定時期を尋ねたところ、11.8%が「2010年中」、30.3%が家電エコポイント制度対象購入期間が終了する「2011年3月末まで」、57.9%がアナログ放送終了の「2011年7月24日まで」と回答。このことから、アナログ放送終了直前まで購入を見合わせる予定の人が多いことが判明した。