日本ミシュランタイヤは19日、『ミシュランガイド京都・大阪・神戸2011』のセレクションを発表した。既報の通り、昨年初めて出版された『ミシュランガイド京都・大阪』に神戸市を新たに加えている。同書に掲載されるのは312軒で、12軒のレストランが三つ星を獲得した。

『ミシュランガイド京都・大阪・神戸2011』日本語版 (c)MICHELIN2010

今回は12軒のレストラン(京都7軒、大阪3軒、神戸2軒)が三つ星を獲得。京都では「なかむら」、大阪では「柏屋」と「太庵」がそれぞれ二つ星から昇格となり、神戸の「カ・セント」と「子孫」が三つ星として初登場となった。

二つ星として、京都22軒、大阪12軒、神戸10軒の計44軒のレストランと2軒の旅館(全て京都)が収録され、一つ星には183軒のレストラン(京都71軒、大阪75軒、神戸37軒)と2軒の旅館(京都1軒、神戸1軒)が収録された。

ミシュランガイド総責任者のジャン=リュック・ナレ氏は、「世界には、三つ星レストランが90軒しかなく、そのうちの12軒が京都、大阪、神戸から選ばれています(10月19日現在)。これほど美味しくて素晴らしい料理を出している京都、大阪、神戸のシェフ・料理人の方々は賞賛に値するでしょう」とコメント。同書に収録されているレストランは、6割近くが日本料理。そばや寿司、天ぷら、ふぐ、うなぎ、居酒屋、串揚げ、おでん、精進料理といったジャンルも含めると、8割超になっているという。

今回は価格も重要なポイントとされ、1人当たり5,000円以下で食事ができるレストランにはシンボルマークもつけられている。『ミシュランガイド京都・大阪・神戸2011』の発売は、日本語版・英語版共に22日。日本語版の定価は2,520円。