声優で歌手の水樹奈々が、11月16日よりNHK教育で放送がスタートする海外ドラマ『iCarly(アイ・カーリー)』で主人公の日本語吹き替えを務めることになり、18日、東京・渋谷の同局で会見を行った。
海外ドラマ『iCarly(アイ・カーリー)』で日本語吹き替えを務めることになった水樹奈々 拡大画像を見る |
同ドラマは、中学生の女の子、カーリー(ミランダ・コスグローブ/水樹奈々)と友達のサム(ジェネット・マッカーディ/小林沙苗)が、インターネットの生中継番組をスタートさせ、一躍人気者になるというシチュエーション・コメディー。2007年より全米で放送がスタートし、子供たちが投票で選ぶ「キッズ・チョイス・アワード」テレビ番組賞を2009、2010年に2年連続受賞するなど、人気ドラマとなっている。現在は、第4シーズンが放送中。
ハイテンションでしっかり者であるカーリーのイメージに合うとの理由で起用された水樹は「無音の中でアフレコをするアニメと違って、役者の声や音楽も入った状態でできたので、自由にのびのびやれました」とアフレコに臨んだ感想を。現在30歳の水樹だが、中学生の女の子を演じることについては「アニメでは中学生を幼く捉えますが、生身の人間、特に海外の子は成長が早いから素のテンションで演じることができましたね」と違和感なく演じられた様子。一方、海外ドラマならではの苦労もあったようで、「英語で早口なカーリーにつられてしまって、何を伝えたいのか明確にならなくなってしまうので、彼女の空気感を大事にしつつ、ちゃんと言葉を伝えようと意識しながらやりました」と語った。
また、自身の中学時代について聞かれた水樹は「中学生の時は、小さいころから歌っていた演歌で週末は両親とのど自慢大会に参加していたので、遊んだ記憶がないんです。カーリーを羨ましく思いますね」としみじみ話していた。
『iCarly(アイ・カーリー)』(NHK教育 毎週火曜 19:25~ 全25回)は、11月16日より放送スタート。