15日の前夜祭から3日間に渡り、インテックス大阪で開催されたお笑いフェスティバル「LIVE STAND 2010 OSAKA」が17日、笑福亭仁鶴による大エンディングで閉幕した。
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同フェス最大規模のステージ「CONA-MON STAGE」で行われた大エンディングでは、この日に出演した芸人たちがステージに集結。槇原敬之が手掛けた「LIVE STAND」テーマソング『LAUGH! LAUGH! LAUGH!』を観客とともに大合唱し、色とりどりのバルーンを飛ばして大団円を盛り上げた。最後は大御所・仁鶴の音頭で会場一体となった"三本締め"を行い、笑いの祭典を締め括った。
終演後には、フェスのラストを飾るネタステージで漫才を熱演した歴代M-1グランプリ王者、NON STYLE、パンクブーブー、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアル(出演順)が会見を。フットボールアワー後藤は「お客さんが素晴らしかったので、僕らも楽しませてもらいました」と感想を。ブラックマヨネーズ吉田は「お客さんも盛り上がって僕らもテンションが上がった。来てくれたお客さん、そして僕らの芸人の中で1人でも欠けていたら、この盛り上がりはなかったですね!」と会場の一体感を強調。また、チュートリアル徳井は「昨日、トリを務めた中川家さんのこれぞ漫才師! という漫才を見ながら福田が言うたんですよ。『漫才は生き物やな』って(笑)」と相方の密かなつぶやきを暴露して笑いを誘った。
そんな中、バンクブーブー黒瀬は「僕らの出番はNON STYLEの後だったんですけど、声援の差が…。僕らのときは"NO キャー!"(笑)」とNON STYLEの女性人気に嫉妬。また、NON STYLE井上が「このメンバーの中で一番キャリアの浅い僕らがトップバッターを務められてありがたいです」とそつのないコメントを語ると、ほかの面々から「絶対、そんなこと思ってないやろ!」と総攻撃が。これに石田が「チャンピオンの中で、本当に井上が一番嫌われてることがわかりました(笑)」ととどめを刺す発言を繰り出して笑わせていた。
なお、「LIVE STAND 2010 OSAKA」の総入場者数は3万5,000人。2008年に行われた前回の2万5000人を上回った。グッズ販売などを含む総売り上げは2億5,000万円。こちらも前回の1億7000万円を超える結果に。また、Ustreamなど動画配信サイトを通じたステージのインターネット生中継を行い、およそ16万5,000人が視聴。2年ぶりの大阪開催となったお笑いフェスは大盛況のうちに幕を閉じた。