お笑いコンビ・オードリー(若林正恭、春日俊彰)の初単行本『オードリーの小声トーク』(発売中 1,500円 講談社刊)の発売を記念したミニライブが16日、都内で開催された。
オードリーの若林正恭(左)と春日俊彰 拡大画像を見る |
『オードリーの小声トーク』は、2005年6月から1年間にわたり、春日の自宅アパートで毎月1回行われていたライブをテキスト化した作品。イベント名は、近隣の居住者に対して迷惑をかけないために"小声"で話していたことに由来する。第13回以降は別の場会場を用意して行われ、現在も不定期ながら開催されている。
無名時代の"伝説のライブ"が誕生したきっかけについて聞かれた若林は、「当時、安い会場を借りるにしても3万円ぐらい必要だったんです。1万5,000円ずつ出し合って会場を借りようと提案したところ、春日が激怒しまして……。『そんなに出さなきゃいけないなら、オレの部屋でやればいい!』と言い出したところからスタートしたんです」とほろ苦い思い出を告白。部屋の間取りの都合上、観客は10人限定だったが実際には7、8人しか来場しなかったそうで、「毎回、早めに告知していたんですけど、まさかの定員割れですよ。しかも、部屋に来た女性のお客さんたちは、一人暮らしの男の部屋の生々しさに引き気味でしたし」と春日も苦笑い。それでも、芸人としての自信だけはあったようで、「春日の魅力はあったはずなんですけどね。それに気付かないとは、世間がまだ愚かだったんですよ。春日は確かに存在していましたから」と胸を張っていた。
群雄割拠のお笑い界で売れっ子となった現在でも、当時と同じ部屋に住み続けている春日。昨年末に契約を更新したため、「最低でもあと1年は住みます」と宣言しつつ、「以前から申し上げている通り、本当はマイホームを建てるのが夢なんです。最初は4人ぐらいの家族がひっそりと暮らせる広さがあれば……と思っていましたけど、やっぱり欲が出てきちゃいますね。最近注目しているのは、競売にかけられた物件。意外と掘り出し物があるらしいんですよ~(笑)」とニヤけながらコメント。物件だけでなく、プライベートでの"相方"も探しているそうで、「皆さん、春日の隣は空いていますよ! どこかに良い熟女がいたら紹介してください」とPRをしていた。