アビラは14日、同社のセキュリティソフト最新版となる「Avira AntiVir バージョン10」の製品群を発表、同社Webサイトを通じて購入できるほか、フリー版も提供される。対応OSは、Windows XP(SP2 32/64ビット) / Vista(SP1 32/64ビット) / 7(32/64ビット)。
なお同社では、2010年12月31日までの期間限定で購入者に独TuneUp社のPC最適化ユーティリティソフト「TuneUp Utilities 2010」を無料提供するキャンペーンも展開している。製品ラインナップは以下の通り。
Avira AntiVir Personal | フリーソフトウェア(無料) |
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Avira AntiVir Premium | ダウンロード版のみ PC1台対応版(3,500円/1年間、5,500円/2年間、7,500円/3年間) PC3台対応版(7,000円/1年間、11,000円/2年間、15,000円/3年間) |
Avira Premium Security Suite | ダウンロード版のみ PC1台対応版(5,000円/1年間、8,500円/2年間、12,500円/3年間) PC3台対応版(9,000円/1年間、14,000円/2年間、21,000円/3年間) |
Avira AntiVir バージョン10では、これまでのウイルスパターンによる既知のウイルス検出、ヒューリスティック検出に加えて「Avira AntiVir ProActiv」を新搭載。「Avira AntiVir ProActiv コミュニティ」から新種のウイルス情報をパターンファイルで共有、プログラムの動作をリアルタイムで監視し、不審なプログラムに迅速なマルウェア対応を図ることが可能になる。
なお、無料版となる「Avira AntiVir Personal」には、これら機能が含まれない。また、Generic Repairとよばれるレジストリデータや感染ファイルの自動修復機能も新機能として追加されており、こちらは無料版にも含まれる。
ユーザーインタフェースも大きく改良されており、色分けによる機能や保護状況の視認性向上、不正プログラムの検出時に画面の端のタスクトレイ部にスライドアップで画面を表示させ、検出したウイルスなどマルウェアの概要をユーザーが把握できるなどの仕組みも提供される。
Avira AntiVir Premiumでは、フィッシング対策やWebサイトからの感染を防ぐWebGuard、緊急時に起動可能なレスキューCD作成機能RescueSystem、送受信メールすべてをスキャンなども搭載。最上位版となるAvira Premium Security Suiteでは、ファイアウォールや迷惑メール対策などのほか、ボットの不正な動作を阻止するAntiBot、ペアレンタルコントロールも機能として搭載する。