ソニーは14日、デジタルフォトフレーム8機種を発表した。シリーズのラインナップは、高機能型の「DPF-XR100/XR80」、バッテリー駆動が可能な「DPF-D830」、「DPF-D715」の後継モデル「DPF-D720」、DPF-D720にスワロフスキー・エレメントを埋め込んだ「DPF-D720(WI)/D720(BU)」、エントリーモデルの「DPF-D710/E710」という構成。エントリーモデルのDPF-D710/E710を除く6機種は、同社としては初めて動画再生にも対応している。
対応する動画フォーマットは、DPF-XR100/XR80が、Motion JPEG、MPEG-1 Video、MPEG-4 Visual、MPEG-4 AVC/H.264形式で、他のモデルはMotion JPEG形式。DPF-XR100/XR80は、ハンディカムやサイバーショットなどで撮影したフルハイビジョンのAVCHD動画の再生にも対応するうえ、HDMIの出力端子も装備する。液晶には、DPF-XR100/XR80が、高コントラストで映りこみの少ない「TruBlackディスプレイ」、それ以外のモデルは、写真表示に特性をあわせた「クリアフォト液晶」を採用している(DPF-E710を除く)。なお、全モデルとも、バックライトにはLEDを採用している。
DPF-D710/E710を除く6機種の内蔵メモリーは2GBで(DPF-D710/E710は128MB)、写真ならば、約4,000枚を保存可能だ。メモリーカードスロットは、DPF-D730/D720/D720(WI)/D720(BU)/D710/E710が、メモリースティック/メモリースティックデュオ(PRO/PRO-HG含む)用が1基に、SDメモリーカード(SDHC/MMC含む)用が1基。DPF-XR100/XR80では、これに加えてxD-ピクチャーカード、CF用をそれぞれ1基搭載している。スライドショーのパターンは、DPF-XR100/XR80が17で、DPF-D730/D720/D720(WI)/D720(BU)が10、DPF-D710/E710が8。時計やカレンダー表示も可能だ。縦横位置感知センサーも搭載しており、本体を置く方向によって、写真の表示も自動的に回転する(DPF-XR100/XR8は動画の回転にも対応)。
エントリーモデルのDPF-D710/E710以外は、音声ファイルの再生にも対応。対応フォーマットは、DPF-XR100/XR80がMP3、AAC、リニアPCMで、それ以外のモデルはMP3のみ。
形名 | 液晶画面サイズ(有効表示エリア) | 解像度 | 発売日 | 価格 | 推定小売価格 |
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DPF-XR100 | 10.2型(9.6型) | 1024×600 | 11月26日 | オープン | 4万円前後 |
DPF-XR80 | 8型(7.6型) | 800×480 | 3万円前後 | ||
DPF-D830 | 8型(7.9型) | 800×600 | 11月6日 | 2万円前後 | |
DPF-D720 | 7型(6.3型) | 800×400 | 1万3,000円前後 | ||
DPF-D720(WI) | 1万6,000円前後 | ||||
DPF-D720(BU) | 1万4,000円前後 | ||||
DPF-D710 | 1万1,000円前後 | ||||
DPF-E710 | 7型(6.4型) | 480×234 | 9,000円前後 |