東京金融取引所とドイツ取引所グループはこのほど、ドイツの株価指数であるDAXを原資産とするDAX証拠金取引を東京金融取引所に上場することについて合意し、DAXに関するライセンス契約を締結したと発表した。

DAXとは、フランクフルト証券取引所で取引きされているドイツの主要30社で構成された株価指数で、ドイツ上場企業の時価総額の約8割を占めている。

上場予定商品は取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」(取引所CFD)で、DAX証拠金取引は個人投資家を対象とする円建て取引きとなる。同商品が日本の取引所に上場されることにより、国内投資家はより身近にDAXを対象とする取引きが行えるようになる。

ドイツ取引所とスイス証券取引所の指数を販売代行するストックスCEOのハートムット・グラフ氏は、「今般、東京金融取引所と協力しアジアの投資家がドイツの主要企業にアクセスできるようになることは大変喜ばしいことです。東京金融取引所へのDAX使用許諾により、ドイツを代表する株価指数をアジアの市場参加者に直接提供することができ、同時にドイツ取引所グループのプレゼンス向上にも繋がるものと考えております」とコメントを寄せている。