シマンテックは、同社の統合版セキュリティソフト「ノートン 360 バージョン 5.0 パブリックベータ版」をWebサイト上で公開した。対応OSは、Windows XP(SP2) / Vista(32/64ビット) / 7(32/64ビット)。パブリックベータ版は、ソフトのフィードバックのほか、同社コミュニティ「Norton Public Beta Forum」などでの意見や質問などを募集する目的で公開される。

ノートン 360 バージョン 5.0 パブリックベータ版は、同社のセキュリティソフト「ノートン インターネット セキュリティ 2011 」に搭載されているセキュリティ技術を搭載するほか、個人情報保護、フィッシング対策やオンラインショッピングでの安全性の確保、自動バックアップやPCのチューンナップ機能など、一度インストールすることで安心できる環境を構築するための包括的なソフトを提供する。

オンラインバックアップ機能では、写真ファイルや音楽ファイルからメールデータ、Officeファイルからブラウザのお気に入りや個別のデータまで、提供されるセキュアなオンラインストレージに簡単な操作でバックアップを保存できる。ユーザーはNortonアカウントを用いて、これらオンラインストレージにどこからでもアクセス可能になり、知人や友人などに公開することも可能になる。なお、ベータ版の提供終了時には、製品版の特別割引も受けられる。

なお、同社ンジニアリング担当バイス プレジデント イェンズ メガーズ (Jens Meggers)からは以下のようなコメントが出ている。

「オンラインでの完全な保護を提供するには、適切なセキュリティソリューション、ID 保護、信頼性の高いバックアップ、定期的なPC保守の組み合わせが必要です。しかし、最近ノートンが実施した調査によると、世界の成人の 62%は強度の高いパスワードを使用しておらず、69%は定期的にバックアップを作成していません3。これらはいずれも、オンラインのセキュリティを維持するために重要なステップです。ノートン 360 は、消費者がこれらのセキュリティ対策を簡単に実施できるようにし、さらには、ファイル、写真、重要文書などが確実に保護されるようにします」。

ノートン 360 バージョン 5.0 パブリックベータ版のメイン画面

Nortonインサイト。ユーザーからの評価がセキュリティの基盤を支える

レポート画面。各機能の状況などがわかりやすく表示される

PCのチューンナップ機能。PCの起動やアプリケーションのロード時間の短縮なども可能になる