ケンウッドは12日、AVコントロールセンター「RV-7000」を発表した。発売は10月中旬で、価格は5万5,650円。

HDMI 1.4aの3D映像伝送やARCに対応したAVコントロールセンター「RV-7000」

RV-7000は、3D映像の伝送やARCに対応したAVコントロールセンター。HDMI端子は、4入力/1出力を装備する(アップスケール機能は非搭載)。HDMI以外の入出力端子は、映像入力がコンポジット×3(背面×2/前面×1)で、映像出力はコンポジット×1。音声入力は、デジタル×3(光×2/同軸×1)、アナログ×4を装備する。

音声デコードには、32bitフローティングポイントDSPを採用。ドルビーTrueHD、DTSマスターオーディオなどにも対応している。ソースを切り換えた際に、自動的に最適なサラウンドモードに切り換えることも可能だ。また、外部のステレオアンプを追加することで、ドルビープロロジックIIx/IIzなどの7.1ch再生を行うことも可能だ。なお、外部アンプはサラウンドバック、またはフロントハイトにのみ使用可能で、フロントチャンネルにアサインすることはできない。上位機種である「KRF-V9300H」には、マイクで部屋の音響特性を測定し、音場設定を行う「AUTO ROOM EQ」が採用されていたが、RV-7000では、部屋の大きさとリスニングポジションを入力して、それにあった設定を行う「EASYセットアップ」機能が採用されている。

表示部やアナログビデオ回路をオフにすることで、ノイズの影響を減らす「ピュアオーディオモード」を搭載。また、デジタル回路/表示部/アナログオーディオ回路用とで、それぞれ巻き線を分けた電源トランスや、大容量のアルミ電解コンデンサーを採用するなど、ベーシックなクラスではあるが、オーディオ部分に力を入れている。パワーアンプは全chとも同一仕様のディスクリート構成。実用最大出力は150W×5(6Ω)。