電気通信事業者協会(TCA)は7日、9月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数ではソフトバンクが33万件を超え、他キャリアを圧倒する形で今月も首位をキープした。2位はNTTドコモ、3位はKDDI、4位はイー・モバイルだった。

ソフトバンクは33万2,600増で、累計契約数は2,347万4,200契約となった。「iPhone 4」や「iPad」の3Gモデルの売れ行きが依然として好調。各店舗で端末の在庫が確保できつつあることも、追い風になっているようだ。

2位のNTTドコモは10万9,400増で、累計契約数は5,689万4,600契約。9月1日からiモードメールに対応する「spモード」の提供が開始され、「Xperia」などのスマートフォンの契約が増加した。3位のKDDI(au)は9万1,400増で、累計契約数は3,229万1,200契約。データ通信カードやスマートフォン「IS01」「IS02」の売れ行きが好調だった。4位のイー・モバイルは6万8,500増で、累計契約数は274万800契約となった。

携帯電話全体の累計は60万1,900契約増で、1億1,540万800契約となった。なお、ドコモの2in1契約は3,300減で累計42万600契約、ソフトバンクのダブルナンバーは100減で累計3万5,700契約。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 109,400 56,894,600
KDDI(au) 91,400 32,291,200
ソフトバンクモバイル 332,600 23,474,200
イー・モバイル 68,500 2,740,800
携帯電話総計 601,900 115,400,800

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービス(イー・モバイルを除く)についての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -1,600 19,600
KDDI(au) -4,900 38,400
ソフトバンクモバイル 26,800 69,300
イー・モバイル 1,000 -

PHSではウィルコムが3万9,500減で、PHS全体で377万7,700契約となった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム -39,500 3,777,700
PHS総計 -39,500 3,777,700

無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは4万3,400増で、累計33万7,100契約となった。

グループ 純増数 累計
UQコミュニケーションズ 43,400 337,100