日立リビングサプライは7日、ロータリーシェーバーの新シリーズ「ロータリージーソード」を発表した。ラインナップは「RM-GTX2」「RM-GTX1」の2製品。発売は10月22日で、価格は、RM-GTX2が3万8,850円、RM-GTX1が3万5,700円。
ロータリージーソードは、同社のシェーバーの新しいフラッグシップとなるシリーズ。「ドラムレーザー刃」と「スイングシステム」の採用による深剃りの追求が最大の特徴だ。ドラムレーザー刃は、円筒形に加工した1枚のプレートに開孔刃を設けたもの(外刃を円筒形にしたようなもの)。開孔刃はひし形となっている。従来のスパイラル刃の場合、内刃はすべて同じ方向を向いているため、髭は1方向からカットされる。それに対して、ドラムレザー刃では、内刃の向きが2種類あり、それぞれが交互にやってくる形となる。これにより、髭を引っ張りながら、その根元で切るという、ロータリーシェーバーのメリットを継承しながら、髭の生えている向きにかかわらず、剃り残しのない深剃りが実現できるという。またスイングシステムは、2つあるドラムレーザー刃の後ろの方の刃が前後に動くというもの。あごなどの髭を剃る際に、手で肌を伸ばして剃りやすくするのと同じ効果を発揮する。また、外刃の捕毛面積も、従来のフラッグシップモデルRM-TXC955に比べて広くなり、より速剃りが可能になった。
自動洗浄システムは採用されていないが、「内蔵クリーニングウォッシャー」を搭載。水道水で水洗いする際に、内部に設置された羽が音波振動を起こし、皮脂や細かな髭くずなどを洗い流す。
RM-GTX2とRM-GTX1の差は、GTX2のみに「ヒゲナビ」機能が搭載されている点。これは、髭の少ない場所ではパワーを落とし、髭の多い場所ではフルパワーで動作するというもので、モーターへの負荷を検知するセンサーにより実現されている(掃除機の自動パワーコントロールのようなもの)。より肌への負担が少ないシェービングを実現している。