パナソニックブースでは、「3D VIERA(ビエラ)」を中心に、3Dムービー、3D対応「DIGA(ディーガ)」、そしてデジタル一眼用3Dレンズを装着した「LUMIX DMC-GH2」など総合的な3D映像環境の展示をおこなっている。

3D映像を前面に押し出しているパナソニックブースでは、「Leading 3D WORLD」と題して、その展示やプレゼンテーションがすべて3Dでおこなわれている。入り口で3Dグラスを受け取り、それを装着してブース内を歩くのだ。また、3Dでのホームビデオ、映画、番組放送、ゲームといったコンシューマ利用はもとより、ビデオ会議、ショッピング、アミューズメント施設での利用、3D番組制作など、業務用途における3D映像の利用提案もおこなわれている。

「DMC-GH2」のカットモデルも展示されている。馬の画像は、実際に「H-FT012」を装着して撮影されたもの

3Dコンバージョンレンズ「VW-CLT1」を装着した3Dムービーの体験コーナーも

中でも、大きな注目を集めているのは、世界初のデジタル一眼用3Dレンズ「H-FT012」と、3D対応ミラーレス一眼・GH2だ。H-FT012はコンパクトながら2眼式のレンズを配置しており、右眼用と左眼用別々に像をセンサーに送る。これをカメラ側の映像エンジンが処理して、3D映像に出力する仕組みだ。したがって、同モデルはGH2以降のカメラ専用となる。

「H-FT012」を装着した「DMC-GH2」は、実物を触ることができる。H-FT012の価格は、26,250円

撮影された映像は、3D VIERAと3Dグラス「TY-EW3D10W」の組み合わせで鑑賞が可能。画面に正対して自分が左右に動くと、被写体の角度が大きく変化する。これは新鮮な体験だ。なお、3D動画撮影には対応しない。カメラ、レンズとも10月下旬発売予定。

いよいよテレビ番組も3D時代へ突入。11月1日より、BS朝日にて日本初の3D音楽番組「Panasonic 3D Music Studio」(制作著作パナソニック)がスタートする

パナソニックの技術提供による押井守監督作品『009 REOPENING』も観ることができる(もちろん3D)。ファン必見!

アミューズメント利用提案として、巨大スクリーンで大迫力のレースゲーム体験を実施。ぜひプレイしてみよう

実際に品川のスタジオと結んでのリアルタイムテレビ会議デモ。3Dなので、商品の形状を把握しながら生産拠点と本社とで打ち合わせができる。回線はフレッツ光とのこと

エコロジーコーナーでは、「家から街まるごとエナジーソリューション」と題して、リチウムイオン電池や「エコナビ」など、同社の持つエコ技術に関するプレゼンテーションがおこなわれている

電気自動車にも、リチウムイオンバッテリーをはじめ、ヒートポンプ、インバーターといったパナソニックの技術が大きく関与している