ユニクロはこのほど、東レと共同開発した『新・ウルトラ ライトダウン』を発売した。206gという軽さと暖かさを両立させているのが特徴で、メンズは3型を用意し、いずれも価格は5,990円。5日には東京ミッドタウンで商品説明会が行われた。
同商品は、2009年に登場した「ウルトラ ライトダウン」を改良したもの。羽毛を生地に直接入れられるように特別な加工(シレー加工)を施し、極細のナイロン原糸を使用して強度を残したまま生地を薄くした。これらの技術により、206gという軽さが実現した。高品質なプレミアムダウンを使用しているため、適度な暖かさも保てるとのこと。
メンズはジャケット、パーカ(無地)、パーカ(カラーブロック)の計3型があり、他にウィメンズも3型を用意。すべての商品がポケッタブル仕様となっている。全国のユニクロ店舗およびユニクロオンラインストアで販売される。
商品説明会には、ユニクロ取締役の大笘直樹氏と、東レ常任理事 GO推進室長の小川彰氏が出席した。
小川氏は新作ダウンの素材の特長について、「一般的なダウンジャケットには、羽毛を入れるダウンパックと呼ばれる袋があり、これと表生地の二重構造になっている。『新・ウルトラ ライトダウン』では、生地に熱と圧力をかけるシレー加工を施すことで、ダウンパックを使う必要がなくなり、軽量化に大きく寄与した」と説明。
一方、大笘氏は、「新聞の朝刊並みの軽さでありながら、これ1枚で日本の寒さも十分にしのげる。また、軽いことは動きやすさにもつながるので、スポーツやアウトドアでも着やすいし、インナーウェアとしても楽しめる」と話していた。