Appleによるタッチスクリーン対応iMacの市場投入はたびたび噂になっているが、今回はサプライヤの名前を含んだ具体的な製造計画の話題が出てきている。台湾Digitimesの10月1日(現地時間)の報道によれば、台湾Sintek PhotronicsがAppleに対してiMac向けの静電式タッチパネルのサンプルを送付したという。サイズは20インチ以上になる見込みで、新モデルのiMacでは液晶の視野角が広がるなど、より高性能なものとなりそうだ。
Sintekが送付したとみられるタッチパネルのサンプルは、パネルとタッチセンサーを一体化したタイプのもので、従来製品に比べて薄型軽量が実現できるという。従来型のタッチパネルは、液晶パネルとフロントのガラス板の間にタッチセンサーを挟む構造となっているため、コストが高くなるだけでなく、液晶の輝度にも影響することが多い。新パネルではこうした弱点を克服しつつ、前述のとおり視野角の広さをも実現するという。なお、現行のiMacは21.5インチと27インチの2モデルのみで、今回話に出ている20インチのものや、以前に噂になった22インチの製品ラインは存在しない。このあたりも含めて、ラインナップの一新が図られる可能性がある。