女優の南沢奈央が3日、都内で行われた日本赤十字の献血推進広報映画『八月の二重奏』の完成披露試写会に出席した。
同作は、献血の重要性や献血された血液がどのように使われるかを多くの人に知ってもらうことを目的に製作された広報映画。妹の美幸さんを急性白血病で亡くした菅原美保さんとその家族の5年間に渡る闘病生活を基にした作品となっている。
初めて実在の人物を演じたという南沢は「監督からは『あまり美保さん本人を意識せずに役作りしていいよ』と言っていただいたんですが、撮影初日から毎日美保さんが観に来てくださったので、意識せずにはいられなくて(笑)」とコメント。撮影が進むにつれ、田口監督に「美保さんに似てきた」と言われことを明かし、自身がアドリブで発した言葉についても美保さんに「実は私も同じようなことを言ったことがある」と言われ、「本当に気持ちが繋がった気がして嬉しかったですね」と振り返った。
南沢は劇中でピアノ演奏も披露しており、「小学校5年生以来、本当にピアノに触っていなかったので、これをきっかけにまたピアノを続けたいです。昔よく姉妹でやっていたピアノの連弾を思い出して、もう1回やりたいなと思っちゃいました」と笑顔を見せた。
また、過去に献血センターに行ったが、体調面の理由から献血することができなかったという南沢。最後には「また今度、友達を誘って献血ルームに行きたいなと思います」と献血へのリベンジを誓っていた。
映画『八月の二重奏』は、今後、全国の献血ルームや公共施設で上映(10月上旬開始)するほか、全国のレンタルビデオ店での無料レンタル(12月中旬開始)を予定している。