電子テキストブック開発を行うシリコンバレーのベンチャー企業Knoは9月28日(現地時間)、カリフォルニア州サンフランシスコで開催された「TechCrunch Disrupt」で、14.1インチのタブレット端末を発表した。このタブレットは教育用途を想定しており、電子テキストだけでなく、動画など各種メディア再生やスタイラスによる板書など、学生が多目的に利用できる端末となっている。
Knoはこれまでにも、見開き型のデュアルスクリーン端末を開発しており、今回のバージョンはそのシングルスクリーン版となる。同社によれば、生徒によっては携帯性を重視するニーズがあり、それに対応したものだという。Knoには電子テキストを格納するだけでなく、それに対してマーカーを引いたり、メモをとったりと、教科書兼ノートの役割も果たしている。そのため、シングルスクリーン版の登場により、持ち運ぶ荷物がよりコンパクトになるメリットがある。Knoはハードウェアやソフトウェアの仕様を公開していないが、フルWebが閲覧可能なブラウザとAdobe Flashをサポートしており、タブレットとして各種コンテンツの閲覧や利用もそのまま行えると説明している。