溢れ出るチーズソース! 肉&肉!! - マクドナルド、チキンバーガー4種を発売

「チキンといえばマクドナルド」を目指す

日本マクドナルドは10月8日から順次、チキンバーガー4種「アイコンチキン チーズフォンデュ」「アイコンチキン ジャーマンソーセージ」「アイコンチキン ディアボロ」「アイコンチキン カルボナーラ」を「マクドナルド」店舗にて発売する(ただし、一部店舗を除く)。

既報の通り、7月にはチキン商品が発売となっており、この中から「ソルト&レモン」が継続販売される。同商品と今回発売となる4商品が「アイコンチキン」シリーズとして新たに展開されていく。「アイコンチキン」シリーズとは、「象徴的なチキン」のことで、同社広報によると、「『チキンといえばマクドナルド』といった想起率No.1を目指す」とのことだった。

発売に先駆け9月30日にはメディア先行試食会が開かれ、筆者も参加。新発売となる4種の味を確かめることとした。

チーズフォンデュやカルボナーラがバーガーに

今回の4商品は、ヨーロッパの食材や料理がテーマ。チーズフォンデュやジャーマンソーセージ、イタリアの辛味のある伝統料理・ディアボロ、そしてカルボナーラを各商品のコンセプトとしている。まず「アイコンチキン チーズフォンデュ」(単品340円～360円・10月8日～10月中旬まで販売予定)は、チキンパティにチーズソースを絡めたものが具材。さらにモッツアレラチーズ、粉チーズをトップにふったバンズも使っており、チーズの三重奏! チーズソースはかなりの濃厚味を想像していたが、それほど多くは使われていないため、思ったよりあっさり。トーストしたバンズの香ばしさやベーコンの燻製香、レタスのシャキシャキ感といった変化が付いているため、チーズソースが重く感じないのだろう。

次は「アイコンチキン ジャーマンソーセージ」(単品340円～360円・10月中旬～11月上旬まで販売予定)はチキンパティとボロニアソーセージを使ったなんとも肉肉しいメニュー。チキンパティは、「ソルト&レモン」に使われているもので、薄い衣をつけて揚げたレモン風味のもの。衣はサクサクとしつつ、かなりジューシー。かぶりつくと肉汁があふれ出すほどだ。他にディルマスタード、キャベツの酢漬けを使い、マスタードのすっきりとした辛さ、キャベツのさっぱりとした酸味により調和の取れた味わいに仕上がっていた。バンズはライ麦を練り込んだスチームバンズ。バーガーをギュッと掴むと指がめり込んでいくほどのふかふかとしたやわらかさだった。

「アイコンチキン ディアボロ」(単品340円～360円・11月上旬～中旬販売予定)は、デミグラスソースにチリをプラスしたソースでチキンパティを味付け。チェダーチーズやレタス、ベーコンと一緒に、粉チーズをトッピングしたバンズでサンドしている。このソースが結構辛い。始めはデミソースのコクが口の中に広がるのだが、シャープな辛味が後追いしてくる。「おぉ、辛ひ……」となっていると、レタスのみずみずしさによって辛味が中和されていった。

溢れ出るチーズソースに驚愕

最後は「アイコンチキン カルボナーラ」(単品340円～360円・11月中旬～12月初旬販売予定)。こちらは、スクランブルエッグ、チーズ風味のソース、チキンパティ、ベーコン、モッツアレラチーズをブラックペッパーを練り込んだバンズでサンドしている。なんと言っても驚きはチーズソースの量。とろとろとろとろとあふれ出してきてアタフタしてしまうほど。このソースは、ブラックペッパーやチーズ、卵黄などを使ったカルボナーラ風のソース。この濃厚なソースにベーコンが絡み、まさにカルボナーラ! バンズはスチームしているため、ブラックペッパーの香りがたち、食欲をそそる。個人的には、最後に発売される同商品が一番印象的だった。

なお、チキンパティは「アイコンチキン ジャーマンソーセージ」に使用しているものだけがモモ肉、あとの3種はムネ肉を使った共通のパティを用いている。

日本マクドナルドマーケティング本部メニュー開発部マネージャーの工藤高之さんによると、開発は今年のはじめからだったそう。「皆さんに馴染みのある食材や料理をテーマにしつつ、バーガーとしては世に出てないものを……と考えた結果、ヨーロッパの食材や料理にたどり着きました」としている。

なお、10月1日より、250店舗限定で先行販売も実施。対象店舗では、4商品のうち1品のみを販売するという。マクドナルド公式ホームページにて先行販売の詳細が発表されているので、チェックしてみてほしい。