ダイソンの"羽根のない扇風機"「Air Multiplier(エアマルチプライアー) AM01/AM02/AM03」が29日、日本産業デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価・推奨制度である「グッドデザイン賞」において、2010年度グッドデザイン大賞の候補となる「グッドデザイン賞ベスト15」に選出された。

「ある意味、扇風機の"革命"ともいえる大胆で斬新な発想」と評された「Air Multiplier」(AM01)。7月上旬には、ダイソン オンラインストアにて新モデル「AM03 フロアーファン」と「AM02 タワーファン」も発売されている

グッドデザイン賞では毎年、1,000を超える企業やデザイナーから約3,000件のデザインが応募され、約70人のデザイン専門家が審査。グッドデザイン賞に相応しいデザインを選び推奨する活動を展開している。

エアマルチプライアーは、独自のエアマルチプライアーテクノロジーにより空気の流れをスムーズにし、不快な風のムラをなくした扇風機。デザイン面では、従来の扇風機には欠かせなかった羽根をなくした外観が特徴となっている。

選出理由としては、扇風機に幼児が指を入れることによる事故を未然に防ぐという「世界一安全な扇風機を開発したこと」。 また、「羽根がないことにより、掃除が簡単であったり、重心バランスが下部にあることで安定性も抜群である」ことなどが挙げられている。エアマルチプライアーの製品詳細はこちら

なお、グッドデザイン賞ベスト15は、すべての受賞対象の中で、特に優れていると認めるものに贈られる賞。15点すべてが、大賞候補となり、11月10日の大賞選出会で審査委員と受賞者の投票により、「グッドデザイン大賞」1点と「グッドデザイン金賞」14点が決定する。