太陽生命保険は28日、診断書に記載された支払い査定業務に必要な全ての項目(個人データを除く)をデジタルデータ化した「診断書デジタルデータ」を、保険金などの支払い査定業務に本格導入すると発表した。

デジタルデータを活用する以前は、判読が難しい医師の直筆診断書を査定担当者が視認することにより査定業務を行なってきた。太陽生命では、査定担当者による医師の直筆診断書の読み落しなど人為的なミスによる支払い漏れの防止を図るため、診断書記載文字のパンチ入力によるデジタル化を推進し、「支払い点検業務などに活用、精度向上を継続して図ってきた」(太陽生命)。

今回、太陽生命では、TISと共同開発した新システム「Assess」を活用し、診断書デジタルデータを、査定業務に必要な傷病コード・手術コードへ自動変換する。

デジタルデータを本格導入した支払い査定業務

さらに、医師が自由に記載する所見欄を自動的に解析することにより、「顧客の気づかない支払いの可能性についても案内することが可能となり、高水準で革新的な保険金などの支払い査定業務を実現した」(太陽生命)としている。