オンキヨーは28日、シアターラックシステム「CB-HT1200」を10月28日、サラウンドシステム「HTX-55HDX」を10月22日、サラウンドシステム「HTX-77HDX」を11月25日に発売すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はCB-HT1200が9万円前後、HTX-55HDXが5万5,000円前後、HTX-77HDXが7万円前後。
CB-HT1200は、AVセンターとスピーカーをTVラックと一体化したプレミアム仕様のシアターラックシステム。AVセンターには、単品上級コンポと同じ設計手法を投入したアンプ回路を搭載し、各回路同士がノイズ干渉を受けにくい内部レイアウト配置や配線、電源管理やグランド管理などを採用。デジタル機器固有のノイズを大幅に除去する「VLSC」回路なども搭載している。
インターフェイスには、3D映像伝送とオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応するHDMI ver.1.4a対応の入力端子を3つ装備し、ブルーレイディスクのHDサラウンドに対応する「Dolby TrueHD」や「DTS-HD Master Audio」デコーダーも装備する。
スピーカーは、フロントに8cmのA-OMFモノコックウーファー2基と2cmのバランスドームツィーター2基、13cmのコーン型サブウーファー2基も搭載する。バーチャルサラウンドDSP技術「Theater-Dimensional(シアターディメンショナル)」の採用によって、フロントスピーカーのみでバーチャル5.1ch音場を実現する。外形寸法は1,200(W)mm×399(H)mm×413(D)mmで、質量は45kg。
HTX-55HDXは、新開発全面駆動型ユニット「クラストロン」ドライバーを採用したサラウンドシステム。「クラストロン」ドライバーを一列に配列した新型スピーカー「クラストロンバー」と、サラウンドアンプを内蔵したサブウーファーで構成されている。HDMI ver.1.4a対応の入力端子を3つ装備するほか、「Dolby TrueHD」や「DTS-HD Master Audio」デコーダー、DSP技術「Theater-Dimensional」も装備。クラストロンバーの外形寸法は800(W)mm×94.5(H)mm×70.6(D)mmで、質量は1.1kg。サブウーファーの外形寸法は217(W)mm×337(H)mm×310(D)mmで、質量は9.5kg。
HTX-77HDXは、「クラストロン」ドライバーを縦に配列した新型スピーカー「クラストロンタワー」2つと、サラウンドアンプを内蔵したサブウーファーで構成されているクラストロンタワー・サラウンドシステム。クラストロンタワーから放出された音は、半円状にリスナーへ放射され、垂直方向へ広がる一般的なスピーカーよりも反射やロスが少ないとのこと。そのため部屋の構造に左右されにくく視聴位置もワイドとなり、小音量でも見通しのよいクリアなサウンドを実現するとしている。
こちらも、HDMI ver.1.4a対応の入力端子を3つ装備するほか、「Dolby TrueHD」や「DTS-HD Master Audio」デコーダー、DSP技術「Theater-Dimensional」を装備する。クラストロンタワーの外形寸法は220(W)mm×1,200(H)mm×220(D)mmで、質量は3.0kg。サブウーファーの外形寸法は217(W)mm×337(H)mm×310(D)mmで、質量は9.5kg。