ソニーは、16.4型ノート「VAIO F」の2010年秋モデルとして、Intel Core i7-740QM搭載「VPCF139FJ/BI」、Intel Core i5-460M搭載「VPCF138FJ/B」を発表した。価格はオープンだが、店頭予想価格は「VPCF139FJ/BI」が約250,000円、「VPCF138FJ/B」が約180,000円。発売予定は両モデルとも10月9日。

VAIO Fシリーズは、大画面ノートPCの最上位シリーズに位置する。2010年夏モデルは全3機種だったが、2010年秋モデルは全2機種となった。主な進化は、USB 3.0の搭載、グラフィックスの強化(VPCF139FJ/BI)、CPUの強化(VPCF138FJ/B)など。

「VPCF139FJ/BI」

「VPCF139FJ/BI」(プレミアムブラック)

上位機種となる「VPCF139FJ/BI」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-740QM(1.73GHz)、チップセットがMobile Intel PM55 Express、メモリがPC3-8500 4GB(2GB×2/最大8GB)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GT 425M(1GB)、ストレージが500GB SATA HDD、光学ドライブがブルーレイディスクドライブ(書き込み対応/DVDスーパーマルチ機能搭載)。液晶ディスプレイは解像度が1,920×1,080ドットの「VAIOディスプレイプレミアム」(アンチグレア/低反射コート/Adobe RGBカバー率100%)を採用し、バッテリ駆動時間は約2時間。

「VPCF138FJ/B」

「VPCF138FJ/B」(ブラック)

「VPCF138FJ/B」の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-460M(2.53GHz)、チップセットがMobile Intel PM55 Express、メモリがPC3-8500 4GB(2GB×2/最大8GB)、グラフィックスがNVIDIA GeForce 310M(512MB)、ストレージが500GB SATA HDD、光学ドライブがブルーレイディスクドライブ(書き込み対応/DVDスーパーマルチ機能搭載)。液晶ディスプレイは解像度が1,920×1,080ドットの「VAIOディスプレイ」で、バッテリ駆動時間は約2.5時間。

そのほかの仕様は共通だ。

TV機能はダブル地上デジタルチューナーを搭載し、トランスコード録画によるダブル長時間録画に対応する。

主なインタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 3.0×2、USB 2.0/eSATA(排他)、IEEE1394、D-Sub、HDMI、Bluetooth 3.0 + HS、ExpressCard/34スロット、FeliCaポート、メモリースティックデュオスロット(PRO-HG/マジックゲート対応)、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット(CPRM対応)、31万画素Webカメラ、マイク入力、ヘッドホン出力(光デジタル出力兼用)。

本体サイズはW387.2×D263×H31~43.5mm、重量は約3.2kg。OSはWindows 7 Home Premium 64Bit版で、「Microsoft Office Home and Business 2010」をプリンストール済み。

VAIO・OWNER・MAIDモデル

上記の標準仕様モデルに加えて、ソニーが運営するソニースタイルでは、各種スペックやカラーをカスタマイズしたモデルが購入できる。

CPUの選択肢は、Intel Core i7-840QM(1.86GHz)、Intel Core i7-740QM(1.73GHz)、Intel Core i7-640M(2.8GHz)、Intel Core i5-580M(2.66GHz)、Intel Core i5-460M(2.53GHz)、Intel Core i3-370M(2.40GHz)、ストレージでは256GBや512GBのSSDも選択可能。バックライト付きの英語キーボードも用意されている。また、「Adobe Creative Suite 5 Production Premium」を選べるのも特徴だ。

VAIO・OWNER・MAID限定カラーの「グレー」と「ホワイト」