ウィルコムおよびウィルコム沖縄は27日、同社の提供する高速データ通信サービス「WILLCOM CORE 3G」において、ソフトバンクモバイルの「SoftBank 3G」に対応した2つの料金プランを新設した。新料金プランは10月1日より順次提供する。
今回、新設されたプランは、法人ユーザー向けの「3G データ定額ビジネス(S)」とスマートフォン向けの「新ウィルコム定額プランGS」。3G データ定額ビジネス(S)は10月1日から、新ウィルコム定額プランGSは10月8日から提供する。各料金コースとも3Gデータ通信は、通信速度下り最大7.2Mbps、上り最大1.4Mbpsを実現するSoftBank 3Gハイスピードに対応する。
3G データ定額ビジネス(S)は、5回線より申し込み可能な、月額料金2,580円からの2段階定額制プラン。200万パケットの無料通信分が含まれる。当月使い切らなかったパケットは、同一請求先の回線同士で自動的に分け合うことも可能。
また同プランでは1日より、オプションとしてインターネットへのアクセスを予め制限できる「接続制限サービス」の提供も合わせて開始する。本サービスを利用すれば、業務に必要のないインターネットの利用を制限でき、コストの削減、セキュリティの向上が可能となる。具体的には、インターネットのアクセスをインターネットVPNによる社内LANへのリモートアクセスだけに制限し、一般のインターネットサイトへの通信を制限するというもの。VPN環境は別途、ユーザーで手配する必要がある。月額利用料金は1IDにつき毎月210円。接続先登録作業料金(登録時のみ発生)として、1作業につき15,750円がかかる。
新ウィルコム定額プランGSは、月額料金1,450円でウィルコム同士の通話ができ、PHSデータ通信は無料、3Gデータ通信の上限金額は5,250円となる定額制プラン。また、同プランの提供に合わせ、8日より本料金プラン専用のウィルコムのスマートフォン「HYBRID W-ZERO3」の販売も開始する。
本料金プランは1年間が契約期間(年間契約)となり、申し出がない限り1年ごとに自動更新される。しかし契約から3年の間に回線の解約、または新ウィルコム定額プランS以外の料金コースへ変更する場合、年間契約解除手数料(初年度4,200円、2年目以降は2,100円)以外に「新ウィルコム定額プランGS」解除料として、5,775円がかかるという。