機内食の有料化や座席数の増設など、徹底した効率化により実現した低価格チケットを売りに、現在、日本で増えつつある格安航空。各社しのぎを削る中、マレーシアを拠点とするアジア最大級のLCC(ローコストキャリア=格安航空会社)・エアアジアグループの長距離路線・エアアジアXが、12月9日から羽田とクアラルンプールを結ぶ直行便の就航を発表した。
今回、エアアジアXが運航するのは、羽田とクアラルンプールを結ぶ路線で、火・木・日曜日の週3便。特に羽田発の便は出発が23時45分、到着が6時30分なので、観光やビジネスでの利便性も大いに期待できる。さらに、同社では就航記念キャンペーンを実施。羽田発クアラルンプール便がなんと片道5,000円(空港税などをのぞく/片道のみ適用)で提供されるとあって、大いに注目が集まりそうだ(2010年9月23日~10月31日、エアアジアXのウェブサイトにて予約した場合に限る)。
格安航空というとついついチケットの価格にばかり目が向いてしまうが、気になるのはやはり旅の快適さ。エアアジアXではLCC業界初となるプレミアム・フラットベッド・シートを導入。エコノミーシートも赤をポイントにした清潔感あふれるデザインが魅力的だ。なお、母体であるエアアジアは2009年、2010年と2年連続で「ワールド・ベスト・ローコスト・エアライン」に選ばれており、心地よいフライトは折り紙付きと言える。
「個人的にも日本文化は大好きで、今回の就航は2年前からあたためていました。日本の方々もプーケット、バリ、クアラルンプールなど、エキゾチックな島々や都市をぜひ訪れて下さい」と語るのは、エアアジアXのCEO、アズラン・オスマンラニ氏。将来的には札幌・大阪・福岡での運航、便の増設なども視野に入れているそうで、今後の展開が期待される。また、エアアジアではFacebookやTwitterなどでも積極的に情報を発信。これらを上手に活用して、"自分らしい空の旅"を手軽に楽しみたい。