今回の「photokina 2010」では、特に3DカメラとフルHDの技術が注目を集めている。そんな中、ソニーは、フルHD動画対応かつ透過ミラー採用の中級機を参考出品している。
ソニー
ソニーブースでは、ミラーレスモデル「NEX-3」と「NEX-5」を展示していた。両モデルとも、コンパクトなボディに、APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載。写真も動画も一眼レフ並みを実現した。
新搭載の「背景ぼかしコントロール」機能では、液晶画面を見ながらボケ味を操作できるとあって、対象を望むよう際立たせたくっきりとした写真が撮れる。NEX-5は、フルHD動画撮影機能(AVCHD、1920×1080)を搭載しており、動画撮影のスタート・ストップは、専用の動画撮影ボタンを押すだけ。いつでも気軽にフルHD動画が撮影できる。
また、Aマウントシリーズより、新開発の"Exmor" APS HD CMOSセンサーを搭載した中級機を参考出品。透過ミラーを用いることで、常にオートフォーカスセンサーとイメージセンサーに同時に光を当てることができる「Translucent Mirror Technology(トランスルーセントミラー・テクノロジー)」やフルHD動画(AVCHD)機能にも対応している。
NEX-5とNEX-3の合計8色のカラーバリエーションモデルも参考出品 |
このほか、現在開発中のEマウントレンズ7本なども参考展示。開発中の7本のレンズは、2012年までに順次商品化する予定となっている。
(田口理穂)