経済産業省は22日、7月の全産業活動指数(2005年=100、季節調整値)を発表した。7月の同指数は前月比で1.0%上昇の97.1だった。横ばいだった5月を含めると4カ月連続の上昇となる。前年同月比は3.1%の上昇(原指数)。
全産業活動指数は、鉱工業生産指数、第3次産業活動指数、農林水産業生産指数、建設業活動指数、公務等活動指数を付加価値額ウェイトで加重平均して算出したもので、全産業の生産活動状況を供給面から把握することを目的にしたもの。
7月の全産業活動指数を産業別にみると、上昇したのは第3次産業活動指数のみで、前月比1.6%の上昇。建設業活動指数が横ばいで、鉱工業生産指数と公務等活動指数は同0.2%低下となっている。第3次産業活動指数は2カ月連続の上昇。鉱工業生産指数と建設業活動指数は2カ月連続の低下となった。
この日同時に発表された7月の全産業供給指数(最終需要部門計)は98.3で、前月比で0.6%上昇した(2カ月連続の上昇)。需要項目別では、消費が前月比0.9%の上昇、投資が同0.1%の低下、輸出が同2.5%の上昇、輸入が同1.2%の上昇となっている。