パナソニックは21日、マイクロフォーサーズマウントのレンズ交換式デジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-GH2」を10月29日に発売すると発表した。ボディのみの販売のほか、望遠ズームレンズのセット「DMC-GH2H」と、標準ズームレンズのセット「DMC-GH2K」が用意され、いずれも価格はオープン。推定市場価格とセットのレンズは下記の表を参照。

「DMC-GH2H」(LUMIX G VARIO HD 14-140mm / F4.0-5.8 ASPH. / MEGA O.I.S.装着時) カラーはブラックとシルバーの2色

同製品は、一瞬の撮影チャンスを捉える約0.1秒のAF(14-140mmレンズ装着時)を実現したほか、最大23点の多点AFや任意の場所にAFポイントを設定できる1点AF、顔認識、追尾AFなど多彩なAF設定を採用し、素早いレスポンス性能を発揮するデジタル一眼カメラ。また、秒5コマ連写、秒40コマ電子シャッター撮影機能も搭載する。

センサーと画像処理エンジンには、新開発の「有効画素1605万画素 マルチアスペクト対応高速LIVE MOS センサー」と「Venusエンジン FHD」を搭載し、ISO感度12,800対応、白トビ・黒ツブレを抑える「インテリジェントDレンジコントロール」、解像感を高める「新・超解像技術」といった高画質技術と合わせて描写性能の向上を図っている。

ファインダーは視野率約100%、倍率1.42倍の新開発153万ドット相当の大型高精細ライブビューファインダーを搭載。背面の可動式3型液晶モニターは、従来機比色再現性25%アップを実現した新開発「タッチパネル式 46万ドットパネル」を採用し、ライブビューカメラとして性能強化も行われた。

AVCHD動画記録に対応し、新開発のセンサーによる出力60コマ / 秒のフルハイビジョン(1920×1080)動画撮影が可能。音声記録用に、ドルビーデジタルステレオクリエーター方式を採用したステレオマイクを装備する。

さらに、別売3Dレンズ「LUMIX G 12.5mm/F12」を装着することで3D静止画の撮影に対応。2眼構成で左右画像を同時撮影することで、動く被写体を二重像や歪みなく3Dで撮影できる。撮影した画像が記録されたSDカードを「3Dビエラ」に差し込むだけで3D写真を楽しめるほか、3D対応ハイビジョンブルーレイディスク / DVDレコーダー「ディーガ」への保存も可能。

記録メディアは、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を除いた本体サイズは124(W)mm×89.6(H)mm×75.8(D)mmで、ボディのみの重量は約392g。

品番 付属レンズ 推定市場価格
DMC-GH2 ボディのみ 10万円前後
DMC-GH2H LUMIX G VARIO HD 14-140mm / F4.0-5.8 ASPH. / MEGA O.I.S. 15万円前後
DMC-GH2K LUMIX G VARIO 14-42mm /F3.5-F5.6 ASPH./ MEGA O.I.S. 11万円前後