フォルクスワーゲン グループ ジャパンは9月21日、フォルクスワーゲンのコンパクトカー「ポロ(Polo)」のスポーツモデル「ポロ GTI」を発売した。価格は294万円。
今回で3世代目となる「ポロ GTI」は、現行のポロをベースに、専用チューニングの施された1.4L(リッター)TSIエンジンや、乾式7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)を搭載したスポーツモデル。サスペンションやブレーキも強化され、エクステリアも一目でノーマルとの違いが分かるGTI専用装備が与えられている。
エンジンは、スーパーチャージャーとターボチャージャーの2つの過給器を備え、最高出力132kW(179PS)/6,200rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/2,000~4,500rpmを得ている。これは先代GTI(1.8Lターボエンジン)と比較し、29PS (+19%)向上した。これらにより0-100km/hを6.9秒でクリアし、最高速度は225km/hに達するという(ドイツ仕様)。また、10・15モード燃費は16.6km/Lと、高性能と環境性能を両立させた。
足回りは15mmローダウンされたGTI専用のスポーツシャシー、ポロ GTI初となる電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」を採用した。そのほかエクステリアでは、GTI専用の17インチアルミホイール(タイヤサイズは215/40R17)、レッドブレーキキャリパー、GTI伝統のハニカムフロントグリル、専用バンパー、サイドスカート、リヤスポイラー、クロームデュアルエキゾーストパイプなどを装備する。
インテリアでは、これもポロ初となるパドルシフトを採用したGTI専用ステアリングホイール、シフトノブ、メータークラスター、チェック柄を配したトップスポーツシートなど、専用アイテムを数多く取り入れた。
メーカーオプションとして、LEDポジションランプ付きのバイキセノンヘッドライト(12万6000円)、アルカンターラ&レザレットシートパッケージ(15万7500円)、HDDナビゲーションシステム「RNS 510」(28万3500円)などが用意される。