リコーは21日、防塵・防水性能を有するビジネス用途向けコンパクトデジタルカメラ「G700」の基本性能を継承しつつ、BlertoothとWiFiによる無線通信機能を持ち、GPSユニットとバーコードユニットをオプションで追加できる「G700SE」を11月12日に発売すると発表した。価格は12万円(税別)。
同製品は、2mからの落下に対応する耐衝撃性能、IPX8(水深5m・2時間)の防水性能(GPS6バーコードユニット装着時はIPX4)、IP6Xの防塵性能、そしてエタノール消毒と次亜塩酸水消毒に対応する耐薬品性能を持つデジタルカメラ。
撮像素子に有効画素数約1,210万画素のCCD、レンズに35mm換算で28~140mmの光学5倍ワイドズームレンズを搭載し、1cmのマクロ撮影も可能。改竄防止と100年のデータ保存を特徴とするSDカード「SD WORM」(サンディスク製)にも対応する。
「G700」と異なる点は、本体にBlertoothとWiFi機能が搭載されており、Blertoothを利用してGPSやバーコードスキャナー、RFIDスキャナー、測距計、PDAなどとの接続、WiFiを試用してPCやPDAとの通信を行うことが可能となっている。
また、位置情報の取得やGPSログの記録などが行える電子コンパス内蔵GPSユニット「GP-1」(価格は4万円 : 税別)や、カメラ本体が持つバーコード読み取り機能よりも処理が速く暗所での読み取りも可能なバーコードリーダーユニット「BR-1」(価格は6万円 : 税別)といったオプションユニットを接続することができる。
記録メディアは、約103MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SD WORMカードに対応。電源には、リチャージャブルバッテリー「DB-65」に加え、単4形のアルカリ乾電池やニッケル水素電池にも対応する。突起部を含まない本体サイズは、118.8(W)mm×71(H)mm×41(D)mm、バッテリーやメモリーカードを含めた重さは約314g。