リコーは21日、ユニット交換式カメラ「GXR」に対応する広角28mm単焦点APS-C搭載カメラユニット「GR LENS A12 28mm F2.5」を10月29日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は6万円9,800円前後。
同製品は、新開発の6群9枚(非球面レンズ2枚、特殊低分散レンズ1枚)構成のレンズが、高性能化・小型化・各種収差の徹底的な補正を実現し、フローティング機構採用によって全撮影距離で高い描写力を発揮。また、有効画素数1,230万画素で、マイクロフォーサーズ規格の1.6倍以上の面積となるAPS-CサイズCMOSセンサーが、高精細な画像撮影を可能にしている。
風景などの撮影では28mm広角ならではの臨場感は得られ、人物の撮影では髪の毛1本1本や肌のニュアンスの繊細な描写に加えて、9枚構成の円形絞り羽根により背景のボケ味も楽しめるとのこと。もちろん、各種オート設定を利用した気軽なスナップ撮影にも対応する。
常用感度がISO 200~3,200という広いISO感度を持ち、光の少ない室内や夕暮れ時でも、ストロボを使用せずに撮影することが可能。さらに、シャッター速度を上げることで、手ブレや被写体ブレを防ぐこともできる。「AUTO-HI」設定を利用すれば、撮影状況に合わせて200~3,200の範囲から感度が自動で設定される。
そのほか、シーンに応じてノイズ軽減量を設定できるノイズリダクション、撮影画面のターゲット位置を2倍 / 4倍 / 8倍に拡大できる「撮影画面拡大機能」、スポットAFのエリアサイズをノーマルとピンポイントの2種類から選択する機能、1,280×720(24コマ / 秒)のHD動画撮影機能などの機能を持つ。