シャープが提供するスマートフォンに、メールアプリケーションに不具合があることが9月17日判明した。不具合あったのは、NTTドコモ向け「ドコモ スマートフォン LYNX SH-10B」とKDDI向け「IS01」の2機種。
今回のメールアプリケーションの不具合は、両端末ともに、電話帳の登録名に「,(カンマ)」を使用している場合、メールが正しく送られない場合があるというもの。
ドコモ スマートフォン LYNX SH-10B |
IS01 |
NTTドコモ向けのLYNX SH-10Bでは、カンマが使用されている場合、メール送信時に正しい宛先にメールが送信されず、電話帳に登録された他の人にメールを送信してしまう場合がある。「docomo,ichiro」「docomo」「ichiro」という3つの登録名があった場合、docomo,ichiroにメールを送信しても本人に送信されず、カンマ前後のdocomoとichiroの2名へメールが誤送信される場合がある。
KDDI向けのIS01のメールアプリ(@ezweb.ne.jp/Cメール/PCメール)でもLYNX SH-10B同様にカンマ前後の2名に送信される場合がある。さらに、@ezweb.ne.jpメールでは、電話帳にカンマ前後の登録名がない場合でも、カンマ前後の文字列に"@ezweb.ne.jp"のドメインを付与してメールが送信される場合があるという。
LYNX SH-10B、IS01はともに、今回のメールアプリの不具合により販売を中止する。
なお、LYNX SH-10Bは、9月9日にソフトウェアの一部不具合を理由に販売を停止。9月16日に改善ソフトウェアが提供されたことから、9月18日に販売再開するとアナウンスしていた。
