朝日生命保険は16日、「無配当女性専用医療特約(返戻金なし型)」(女性専用医療特約)を、10月4日から発売すると発表した。
女性専用医療特約は、2010年4月に発売した「保険王プラス」の保障ユニット「医療保険(返戻金なし型)(2010)」に付加できる特約で、「女性の気になる病気で入院したときや、所定の手術を受けたときに手厚く備えることができる商品」(朝日生命)。
この特約により、「『保険王プラス』の女性向けプラン『女性の保険 私らしく』がさらに魅力的なプランとなる」(同社)。
具体的には、メニエール病や下肢静脈瘤など、女性入院給付金の支払対象となる疾病の範囲を拡大。従来の特約では、子宮筋腫や卵巣のポリープといった女性特有の病気、貧血や低血圧症といった女性に多い病気、上皮内がんを含むすべてのがんなどでの入院に手厚く備えることができたが、女性専用医療特約では、これらに加え、男性に比べて患者数が多いメニエール病・下肢静脈瘤・ベーチェット病などの病気による入院にも備えることができるようになった。
また、女性特定手術給付金は特定の「術式」ではなく「部位」で支払対象を判断。従来の特約では、特定の術式の手術に対して支払っていたが、術式は顧客にとってはなじみがなく、支払対象となるのかがわかりづらいという面があった。女性専用医療特約では、女性特定部位(乳房、子宮、卵巣、卵管、甲状腺および副甲状腺〈上皮小体〉)に対する手術を支払対象とすることで、「どの部位に手術を行ったかにより支払対象となるかどうかを判断できるようになった」(朝日生命)。
さらに、女性特定手術給付金として、乳房に対するがん組織摘出手術に対しては、女性入院給付金日額の50倍、それ以外の女性特定部位のがん組織摘出手術に対しては、女性入院給付金日額の30倍を支払うこととし、「増え続けるがんにもしっかり備えることができる商品とした」(同社)としている。