ヤマハは15日、iPodドックを搭載するCDレシーバー「CRX-550」と、スピーカーシステム「NS-EP200」を発表した。発売は10月初旬。価格はオープンで、市場価格は、CRX-550が3万8,000円前後、NS-BP200が1万2,000円前後(2本)と予想される。

iPodとのデジタル接続に対応した「CRX-550」とコンパクトなスピーカーシステム「NS-BP200」

CRX-550は、215(W)×125(H)×309(D)mmという、ミニミニコンポのセンターユニットと同等のサイズのCDレシーバー。天面に配置されたiPod用ドックは、iPodからのデジタル入力に対応(iPod 5G/nano/touch)。iPodに保存されている音楽ファイルは、CRX-550のDACでアナログ音声信号に変換して再生される。搭載しているDACは、バーブラウン製のPCM1789。もちろん、付属のリモコンでのiPodの基本操作や、iPodへの充電にも対応する。iPodドック以外の入力は、USBポートと、2系統のAUX(外部入力)端子を装備。USBポートは天面に、AUXのうち1系統は、3.5mmステレオミニジャックで、フロントパネルに配置される。また、圧縮時に失われた高域や、低域をDSPにより再現するミュージックエンハンサー機能も搭載。ミュージックエンハンサーは、iPodドックからの再生だけでなく、USBポートに接続された機器、内蔵チューナーからの再生時にも有効になる。CDプレーヤーには、量子化ビット数を24bitに伸長する「24bit拡張技術」を採用。より繊細な再生を実現する。パワーアンプは、定格出力25W×2(6Ω 1kHz 0.9% T.H.D)。チューナーはFM専用で、30局までのプリセットが可能だ。カラーは、シルバーとブラックの2種類が用意される。

NS-BP200は、CRX-550とマッチする、2wayバスレフタイプのコンパクトなスピーカー。154(W)×274(H)mmという正面のサイズに対して、奥行きを287mmと長くすることで容積を確保、豊かな低域再生を実現する。ユニットは、ウーファーが12cmコーン型、ツイーターが3cmソフトドーム型。なお、NS-BP200は防磁型ではないため、ブラウン管タイプのテレビなどのそばへの設置には注意が必要だ。