25日公開の映画『君に届け』(熊澤尚人監督)の完成披露試写会が15日、都内で行われ、多部未華子、三浦春馬、蓮佛美沙子、桐谷美玲、夏菜、青山ハルらが出席した。

左から多部未華子、三浦春馬、桐谷美玲 拡大画像を見る

別冊マーガレットにて連載されている椎名軽穂原作の人気コミックを黒澤尚人監督が映画化。高校を舞台に、クラスメイトから避けられていた黒沼爽子(多部未華子)が、入学式の日に出会った男の子、風早翔太(三浦春馬)と同じクラスになったことをきっかけに、少しずつ勇気を持ち始め、前向きに友達を作り、恋をしていく姿を描く。

主人公の爽子を演じた多部は「"貞子"と勘違いされて怖がられる爽子ですが、内面は凄くピュアで、一生懸命な女の子。凄く難しかったですが、爽やかナンバー1の三浦君やここにいるキャストの皆さん、スタッフの方に支えら、何とか私なりに頑張りました」とやり切った様子。翔太に恋心を抱く通称"くるみ"を演じた桐谷美玲は「原作が大好きで、出演が決まった時は事務所の中で大騒ぎでした(笑)。好きが故にくるみを演じて本当に良いのかという不安もありましたが、作品の世界に入ることが出来て本当に嬉しかったです」と満足気だった。

その後、公式サイトに集まった1万5,000通以上もの"届けたい思い"を、多部が選んで朗読。そんな多部にMCから「どんなタイプにどんな思いを伝えたい?」という質問が飛ぶと、多部は「いろんな知識が豊富な方がいらっしゃれば、想い伝えたいです(笑)」と赤面しながら話していた。

爽子は"貞子"とあだ名を付けられて周囲から怖がられている

翔太に恋心を寄せる梅を演じる桐谷

同じく爽子のクラスメイト千鶴を演じる蓮佛

爽子のクラスメイトであるあやねを演じる夏菜

また、この日は主題歌『君に届け』を歌うflumpoolも登場。同曲を披露すると、観客席で聞いていた多部は「爽子ちゃんを後押ししてくれる曲。胸がいっぱいです……」と感激していた。

『君に届け』は、9月25日より全国東宝系で公開