東京スター銀行が行った「親世代の資産に関する意識調査」によると、親世代の7割以上が「自分たちの財産は子どもに残さず、自分自身で使いたい。その代わり、老後のことは子どもに頼らず、自分自身で解決する」と回答したことが明らかになった。

同調査は8月27~28日、60代の親世代500名と30~40代の子世代500名の計1,000名を対象に行われた。「自分たちの財産は子どもに残さず、自分自身で使いたい。その代わり、老後のことは子どもに頼らず、自分自身で解決する」と回答したのは、親世代の75.6%。「老後の面倒は子どもに最期までみてもらいたい。その代わり、財産を子どもに譲り渡す」と回答したのは24.4%にとどまった。また、現在の蓄財・資産を「自分のために使いたい」「夫婦のために使いたい」と答えたのは85.2%に上った。

一方、子世代の66.8%が「親の財産は親自身に自由に使ってもらい、老後のことは親自身で解決してほしい」とした。「親の面倒は最期までみる。その代わり、財産を自分に引き継いでほしい」を選んだのは33.2%だった。将来に対する金銭面での不安について、9割以上が「不安を感じる」としながら、親の財産や資産をあてにしているか、との質問には「全くあてにしていない」「あまりあてにしていない」の計72.4%が「あてにしていない」と答える結果となった。