JTB旅行スタンプ加盟店連盟は14日、「第6回日本おみやげアカデミーグランプリ」各賞の受賞商品全45品を発表した。同事業は、付加価値の高い土産品を日本各地で開発することが業界の活性化に繋がるという認識から1999年に創設されたもので、2000年の第1回より隔年で実施されている。
食品部門グランプリ「借金なし お豆の漬物」(630円) 秩父地方で昔から作られている在来大豆・借金なしを使った漬物 |
非食品部門グランプリ「キャンドルスタンド ウサギ(黒)」(2,625円) 透かし模様から、キャンドルの灯りがほのかに広がる |
今回、日本全国からエントリーされた計412点のお土産品の中からグランプリに選ばれたのは、食品部門が埼玉県「万寿庵」の「借金なし お豆の漬物」、非食品部門は岩手県「岩鋳鉄器館」の「キャンドルスタンド ウサギ(黒)」。準グランプリには、神奈川県「小田原鈴廣風祭店」の「シーセージ(プレーン、チリ、ハーブ)」が選出された。
また、増加する訪日外国人向けのお土産として、インバウンド賞に栃木県「磐梯日光店」の「金箔入『日光カステラ』(ハニー味、大)」、石川県「堤亭」の「金箔入りロックグラス」など4点が選ばれたほか、アイデア賞、デザイン賞、ネーミング賞、地域文化賞など受賞商品全45品が決定した。
「第6回日本おみやげアカデミー賞」の第一次審査は、2010年5月に開催された「第16回 日本観光博覧祭 旅フェア 2010」の来場者によるアンケート投票と、立教大学名誉教授・前田勇氏をはじめとする各業界有識者12名からなる審査選考委員会で行われ、263品目を選出。7月13日に実施された第二次審査では、審査選考委員による試食・試飲などが行われ、各賞を決定した。なお今回は、アジア各国からの旅行動向を考慮したことからインバウンド賞を重視し、ゲスト審査員として中国銀聯東京駐在員事務所の唐波代表らを招待したという。受賞内容はWebサイトにて公表予定。