政府・日銀は15日、過度の円高を食い止めるための「円売り・ドル買い」の為替介入を実施した。政府・日銀の為替介入は2004年3月以来、約6年半ぶり。

財務省広報室によると、野田佳彦財務相は同日午前10時30分に、日本銀行に為替介入を要請。これを受け、日銀は午前10時35分ごろ、介入を実施した。

野田財務相は、「引き続き今後の為替マーケットの動向を注視しながら、必要な時には介入も含めて、断固たる措置をとっていきたいと思っています」と述べたという。

一方、日銀の白川方明総裁も、「為替市場における財務省の行動が、為替相場の安定的な形成に寄与することを強く期待している」との談話を発表した。