JR旅客鉄道会社6社は10月1日~17日、「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」を発売する。JR鉄道路線の普通車自由席とJR西日本宮島フェリーが乗り放題で、1枚のきっぷで3回利用できる。1回の有効期間は乗車日当日限り。有効期間は10月2日~10月17日。

JR各社の普通列車に乗り放題

JR西日本宮島フェリーも利用可能

このきっぷは10月14日の「鉄道の日」を記念した企画で、JR旅客会社が毎年発行している。「鉄道の日」は1872年(明治5年)10月14日(当時は旧暦の9月12日)に、新橋 - 横浜間で日本最初の鉄道路線が開業した記念日とのこと。1994(平成6)年に「鉄道の発展を祝うとともに、鉄道が広く一般に愛され、その役割について関心が高まることを願う日」として制定されたという。

同きっぷの効力はJR鉄道各社が学校の長期休みに合わせて発売する「青春18きっぷ」とほぼ同じ。JR旅客会社の普通列車(各駅停車・快速列車)の自由席と、JR西日本宮島フェリーが乗り放題となる。普通列車の指定席、グリーン車自由席は別途指定席券、グリーン券を購入すれば利用可能。特急・急行は利用不可。ただし、特急列車しか運行されない区間(津軽海峡線木古内 - 蟹田間、石勝線新得 - 新夕張間)はその区間内のみ特例として特急列車の自由席を利用できる。

青春18きっぷとの違いは1枚あたりのきっぷの利用回数と価格。青春18きっぷは5回、「鉄道の日記念~」は3回分となり、ひとりで3日、または3人グループで1日などの利用が可能。価格はおとな9,180円。こども用(4,590円)もある。また、きっぷの利用日に限り、JRホテルグループ加盟ホテルで宿泊料金割引などの特典を受けられるという。

なお、JR西日本は同社鉄道路線とJR西日本宮島フェリーに限り有効な「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」も発売する。発売期間、有効期間は同じ。きっぷ1枚で1回利用可能。価格はおとな3,000円、こども1,500円。