【今日のCFD】インド50種株価指数
インド中央銀行(RBI)が9月16日の政策見直しの際に、25ベーシスポイントの追加利上げを行うとの話がでている。市場では、インフレ圧力抑制に向け、年末までに50ベーシスポイントの利上げもあると見られている。新興国では先進国と比較し、常に金融引き締め策の懸念が取りざたされているが、インドでもその懸念は根強く、利上げ→経済成長鈍化→株式市場への下げ圧力という流れも想定されるだけに、インド50種株価指数に投資する際は、常にこの話題が市場で材料視されるかどうか、注意が必要だろう。
テクニカルで見ると、8月19日から24日にかけて上値を抑えたポイントを一気にブレイクしたことから、年初来高値を更新し続けている。
現状、5700の節目を上抜け次の上値ポイント5800の水準へ迫る勢いを見せている。上抜ける可能性も考えられる一方で、達成感も出やすい状況になったとも言えるのではないか。 まずボリンジャーバンド(MA:21 σ:2.5)の上限をかなりブレイクしていることから、一連の上げの背景には逃げ足の速い投機的資金が流入している可能性がある。また、エンベロープ(MA:21 乖離:5)の上限も5785レベルにあることも注目したい。5800ポイントのラインも控えておりレジスタンスゾーンを形成すれば、テクニカル的に利益確定売りが出やすくなる可能性も出てくる。
RSIを見ても、6月より70のライン手前で上値が抑えられている。現状67の水準にあることを考えるなら、ショートシグナルとも見てとれる。仮に反落した場合、21日MAが目先の下値ポイントとなりそうだ。ここをブレイクするようならサポートラインで反転するか、この点に注目したい。