オンライン旅行会社Expediaの日本向けサイト、エクスペディア ジャパンはこのほど、8月の時点で最も円高の恩恵を受けられる海外渡航先を算出した「為替でお得な国ランキング」を発表した。

韓国やベトナムなどのアジア圏もお得?

同ランキングでは、8月25日の時点で、日本円1万円が各国の通貨でどれくらいの金額になるか算出。その結果、イギリスが76.4ポンドと2008年8月15日時点(48.5ポンド)より1.58倍も増加し、25日時点で最もお得な海外旅行先であることが判明した。以下、ユーロ(93.4ユーロ)、デンマーク(695クローネ)、韓国(14万1,443ウォン)、ベトナム(217万ドン)と続いた。

同社は併せて、イギリスのThe Economist誌が考案したビッグマック指数を使った円高の検証結果も発表。ビッグマック指数とは、マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較して、各国の経済力を算出する指数のこと。

今回は、日本、イギリス、ドイツ、韓国、米国、カナダ、中国の計7カ国のビッグマックの価格を円換算し、2008年と2010年のそれぞれの時点で、1万円で購入できるビッグマックの個数を算定。その結果、日本を除く6カ国において、購入可能なビッグマック平均個数が、2010年では2008年と比べて1.3倍に増えた。中でもイギリスは、2008年には日本と比較して6割程度しかビッグマックを買えなかったが、2010年では日本より約2個多く購入できるようになったという。

一方、日本は購入可能な数が2008年の35.7個から、2010年には31.3個に減少した。