米T-Mobileは9月8日(現地時間)、HSPA+に対応するAndroid携帯「T-Mobile G2 with Google」を発表した。
G2は、2008年10月に米国で発売された世界初のAndroid携帯「T-Mobile G1」の後継機種になる。Google Search、Gmail、Google Maps、Places、Navigation、YouTube、Google Talk、Google Earthなどが組み込まれたAndroid携帯は欧米では珍しくないが、G2にはGoogle Voice、Voice Actions、Google Gogglesまでプリインストールされる。標準状態でGoogleの最新のモバイルサービスを利用できる"Googleバージョンの携帯"という意味で"G2 with Google"と名付けられた。OSはAndroid 2.2。
本体はG1と同様に、スライド式のQWERTYキーボードを備える。チップセットはQualcommのHSPA+ネットワーク用ソリューションMSM7230を採用。CPUの動作周波数は800MHz。3.7型(800×480)のタッチスクリーンを装備。500万画素カメラは720p HDビデオの撮影をサポートする。4GBのメモリを内蔵し、microSDスロットに8GBのカードがプリインストールされた状態で提供される。
T-MobileのHSPA+ネットワークは、米国の55都市以上、約1億人が利用できる地域をカバーしている。G2 with Googleの発売日は明らかにされていないが、9月中にT-Mobileユーザーを対象にした小規模な予約受付を開始するという。Googleサービスの統合と高速回線で、今年のホリデーシーズンの代表的なGoogle携帯となりそうだ。